霊園だより 平成28新春号
霊園だより2016.01.01
皆様、明けましておめでとうございます。
新年を皆様とともに無事に迎えることができたのは、諸仏の加護・ご先祖様の加護によるものであると確信しています。本年も皆様とともに信仰に励んでいく所存でございます。
私達を取りまく環境は物・情報が加速し渦巻く中、命の危機は増加しています。広い世界を見るとテロによる争いにより、多くの犠牲者が出ています。小さな国ならその国全体が一日の内に全滅するほどの命が失われているのではないでしょうか。仏法では命を粗末にしてはならない。全ての命を生かすのだということ。命の大切さを説きます。
私達は自分中心に何事でも廻っているように、「自分だけが」という気持ちになりがちですが、自分一人の世ではありません。
自分はみんなによって生かされていると思う事が大事です。人があっての自分であり、自分があっての人であり、相手の気持ちになって物事を考える。ちょっとした助け合いや、思いやりの心で人の心を和らげる。こうした「人を大切にする心」が仏の心です。これに目覚めることで、仏の誓願である命の大切さを知る事が出来ます。私達の社会生活が守られ、毎日が新鮮な生活となります。
新年を迎え、ご先祖様があっての私達だと言う事を心に持ち、ご先祖様を心より供養し守り続けたいものです。